MESSAGE最南西端の西表島にも11月を過ぎると冬の季節が刻々と訪れます。
北寄りの風が吹き始め、陸上でも徐々に肌寒さを感じるようになります。海はややシケ気味になりますが、ただその合間で風がマイルドになったり、少し東寄りの風になったりすると海況が落ち着いて、信じられないほど透明な水中を楽しめるのもこの季節です。冬場の晴れ間はご褒美のようで、とてつもなく気持ちの良い1日を過ごせるでしょう。
11月は北東から東寄りの風で、海はやや波のある日が続くようになります。北風が決まって強く吹くと海が大荒れになったりもします。12月はほぼ北風でこちらも大陸高気圧の張り出しに伴い、風が強く吹く日があり、海上の波は4〜5mと高くなるので、海がクローズになる日も出てきます。
こちらの冬は気温の低さというよりもこの冷たい北風にさらされ続けることによる体温の消失が大きいので、衣類は長袖、厚手のフリース、インナー、ウインドブレーカーなど体温を外へ逃さない防寒対策をご用意ください。風が冷たくなる12月以降はニット帽もたいへん重宝します。
11月初めはまだ水温が28度くらいで暖かいのですが、後半になるにつれて26〜25度くらいまで下がってきます。12月はさらに水温が下がり、年末から1、2月と水温が22〜23度くらいまで下がり、最も水温が低い期間となります。
ダイビングは11月上旬より白浜港出発を予定、ご案内するエリアは船浮湾、網取湾、海況が良くなれば崎山、さらに遠征して鹿の川まで行きます。
ダイビングスーツ
5ミリのワンピース+フードベストや蓄熱仕様のインナーなど。12月〜2月はドライスーツでもいいです。さらに女性は替えの水着もあると昼休みが快適です。
船の上では暖かい飲み物は用意しますが、コップの提供をやめてお客様各自に携帯水筒をお持ちいただきご利用してもらっています。
ペットボトルだと熱くなるので変形するかもしれません。
ご協力をよろしくお願いいたします。
冬の海を楽しむには、荷物が多くはなりますが、ウエットスーツはもちろん、衣類なども風を防いで体熱を奪われないようにすると意外と快適で冬の海の醍醐味を実感できると思います。
11月〜2月は海上のシケのため、上原航路欠航の日が多くなります。
冬の期間は石垣から日帰り参加のご希望は受ける事が出来ません、ご了承ください。
上原行きの便が欠航してる場合は石垣から西表大原行きに乗船、到着した大原港からは船会社の送迎バスで上原方面に来ることになります。
(送迎バスで大原から上原までおよそ1時間)
大原港からの送迎バスが運行しない時間帯もありますので、ご注意ください。
直前の船運行状況と上原欠航の際のバスの運行など下記船会社HPよりご確認ください。
<< 台風や熱帯低気圧の発生時 >>
台風や近海の熱帯低気圧の影響が危ぶまれると、
各船会社が上原行き、大原行きのどの便からどのように欠航するのかある程度前もって情報を出してくれます。
確認をして早めに行動しておけば島に取り残されてしまう心配はありません。
ダイビング器材などを先に西表島へ送る方は、ご出発1週間前になりましたら送るようにしてください。(送り先は宿へお願いします。朝一番の船で西表に到着後ダイビング予定の方はお店に送ってください。)
ご注意ください
最近、配達荷物の審査が厳しく、荷物によっては危険物とみなされ船便扱いとなり、到着まで1週間以上かかってしまうケースがあります。ダイビング器材などを送る際には、品物の欄に内容物(ウエットスーツやレギュレータ、BC、マスクなど)を明記し、タンク及びバッテリー無しと記入してください。さらに配達希望日も指定しておくと、万が一届かない場合に有効になるかもしれません。
上原地区周辺には食堂やレストラン、居酒屋などがおよそ15軒程ございます。ただ宿から徒歩圏内のお店となると数軒しかありません。どこの食事処も繁忙期(GWや7〜9月)はお客様が集中し、特に夕食どきは非常に混んでいてお店に入れないことが多いです。夕食付きではない宿や滞在中に外食を予定されている方は事前にお店の予約手配をしておくことをおすすめします。
※ GW期間や繁忙期に初めて西表島での宿泊をご予定の方は、あらかじめ食事処を予約されるか、夕食付きの宿を予約したほうが滞在中の食事を気にすることなく安心して滞在できると思います。
島内でのお買い物や食事の清算、カードが利用できるところも増えてはいますが、まだまだお支払いは現金のみのところもあります。
また島内に銀行はございません、上原港から車で15分の郵便局にATMがあるのみです。
今、西表島は観光で注目されつつあります。たくさんの人たちにこの島の自然の豊かさや素晴らしさを体験、実感していただき、感動してもらえる事は、とても嬉しいです。
ただ、西表島の一番の魅力でもある自然に触れる事で、とてもダメージを受けやすい環境でもあります。現地を案内する私達がその事を自覚、認識した上でみなさんをきちんと案内する事は当然の事ですが、西表に魅力を感じて遊びにいらしたお客さまたちにも、そうした自然環境への配慮や、島の中でのモラルを守っていただきたく思います。
島内にはゴミ箱などの設置がほとんどありません。ほんのわずかでも出したゴミは、宿泊施設かお店まで持ち帰るようにしてください。
西表島は観光地ではありますが、リゾート地ではありません。なんでも整備された便利な観光地でもありません。
だからこそ素晴らしい場所であり、感動的な体験をもたらしてくれます。
上下水道がまだ整備されていないので、公衆のトイレや水道もとても少ないです。
西表島に生息する動植物を一切島から持ち出さない。野生動物に食べ物を与えない。
島内には子供の教育のための信号機が2箇所しかありません。交通量が少なく、その割に道が広いので、つい車の速度を上げてしまいがちです。
道路上には有名なイリオモテヤマネコだけでなく、鳥やカメ、カニなどの様々な生きものが現れ、道路を横断したり、飛び出してきたりもします。レンタカーをご利用の際には島内速度40キロでゆっくり走行をお願いします。いつまでも西表島がたくさんの人たちに喜びと幸せを与え続けてくれるそんな場所で有りますように

