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GOOD DIVE季節ごとのダイビングのススメ- 例えば冬のダイビングのススメとか西表島 春夏秋冬など -

西表島は一年中ダイビングが可能です。
ただ冬の時期は風が吹いて、海が荒れる日もしばしば。
初めての西表島の方は冬以外の季節をオススメします。
季節ごとの海の様子や必要な装備など、参考にしてみてください。

12月、1月、2月の概況

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1 2月 北東から北の風、時々大陸の高気圧が張り出して前線が通過すると北風強風が吹いて、波高く大シケとなって、海がクローズ(ダイビングは中止)になってしまう日もあります。風が東に触れると天気海況とも穏やかに超絶に気持ちの良い天候です。外気温は天気にもよりますが平均して22〜24度くらい。寒波が日本列島を覆うような気圧配置の時にはこちらも20度を下回り、最高気温が10度台に下がることもたまにあります。

1〜2月 概ね北寄りの風が吹いている。前線通過後は強風になることも。12月同様に強風、大シケで海に出れないこともあります。風向きが東に触れると天気海況ともに穏やかに。外気温は22〜23度くらい、冬型の気圧配置が決まると20度を下回る時もあります。

海の中の様子

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冬と言うと、一般的に生物が少ないとか魚がいないなんてことを聞きますが、西表の海はそんなことありません。水温が低いからこそ見られる生き物や、冬の間に早くも繁殖行動をする魚がいたりするので、見逃がしたくはない季節です。

水温は12月〜1月にかけて25度くらいから23度くらいにまで下がります。2月は22〜23度くらい。1年で最も水温の低い2月でも水温が20度を下回ることはほぼありません。

そして何と言っても冬の海は透明度が高く、水が澄んでいます。西表は川やマングローブが多いので、前後の天候(雨など)にもよりますが夏の水の色とは異なり、清らかな感じです。夏は浮遊物が多くて濁りやすい西表ならではの泥池や砂泥地でも視界はそう悪くはなく、多様なハゼやちょっと珍しい生物との遭遇が期待できます。

ハナダイも冬のこの時期に派手なディスプレイを見せたり、春先に恒例のキンギョハナダイも2月頃からせっかちなオスが激しいアクションを見せ始めます。

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出発港と潜るエリア

引き続き西表の西側にある白浜港出発で、西側の海域がメインです。船浮湾内でのダイビングが主で移動時間は5〜15分。船浮湾内だけでも、ポイント数が10箇所ほどあり、サンゴリーフやガレ場、オーバーハングの崖、マクロ生物の宝庫の湾奥には砂泥地と生物相も豊かで、生き物好きな方には嬉しいポイントばかりです。地形を楽しむようなポイントではありませんが、海況が良く、晴れて暖かい日には船浮湾を出てワイドスケールな網取、崎山、鹿の川へ。そして、まさかの陸エントリーで普段は潜ることのできないような水域にも行くこともあります。

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ダイビングの装備

西表島でも気温水温が最も低くなる時期です。海で楽しく遊ぶには南の島とはいえやはり冬の装備が鍵となります。

5ミリワンピースにフードベスト、スーツ生地のソックスブーツを履いたり、さらにお持ちでしたら起毛タイプのインナーなどがあるといいでしょう。あまり動き回らずにじっくり写真撮影などをする方はドライスーツでもいいです。夏のスーツを併用となると、フードベストを着用したとしても寒いと思いますので、冬用のスーツをお勧めします。

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また、水から上がると北風が冷たく外気温の割には身体が冷えますので、大きめのタオルや長袖のフリース、パーカー、ウインドブレーカーやボートコートやニット帽など、体温を逃さない衣類が必要です。

店長より一言

春夏秋冬、冬の西表も見てみたい方は是非一度いらしてください。観光客の少ないひっそりとした静かな西表を感じられると思います。曇りの割合が高い時期ではありますが、太陽に恵まれると気温は25度くらいまで上がり、最高に気持ちの良い贅沢な1日となります。

本土よりも暖かいはずの西表でも南国の感覚でいらっしゃるとちょっと楽しめないです。強弱はありますが風が吹いている日が多くなります、西表の冬の寒さを感じるのは気温よりもこの風の影響が大きいのです。なので水からあがってる間の休憩中などに身体を冷やさないようにすることが重要です。また水中ではダイビングの後半に身体が冷えてくることがありますので、1本目のダイビングでフードベストを着用、2本目ではさらにその中に起毛のインナーなどを施したするといいです。夏に着用する紫外線防止の薄いラッシュガードは濡れた後、着用したままでいると体温を奪うので注意してください。

女性の方はワンピースよりもセパレートタイプの水着で上だけでも換えの水着を用意するのがオススメです。

冬のダイビングを楽しむには


1.水からあがって、寒いからと濡れたウエットスーツを脱がずにいると、冷たい風がさらにウエットスーツを冷やして。さらに寒くなってしまいます。思い切ってスーツを脱いで体を拭いて乾いた衣類を着込んで、できるだけインターバル中に身体を冷やさない工夫をしましょう。
2.保温効果のあるインナーやフードベストを上手に活用する。持っている方はドライスーツでもOK
3.女性はワンピースよりセパレートの水着がおすすめ、上だけでも替えの水着を用意して、ダイビングごとに交換すると、かなりいいようです。
4.衣類はちょっと厚手の防寒になるものを用意すること。

防寒対策、水中だけではなく風から体温を奪われないような準備をしてきてください。この時期は水からあがったら、さっさと濡れた体を拭いて身体を温められるような用意をして冬の西表ダイビングをお楽しみください。

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3月、4月の概況

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八重山ではあまり使わないのですが、うりずんの季節です。暖かくなり始めの植物が潤うこの新緑の季節を沖縄ではうりずん、うるずんと呼びます。

3月はまだ北寄りの風の日もありますが、4月になると北東の風が吹く割合が徐々に少なくなって、東や南東からのマイルドな風が吹くようになってきます。
まだ雲が多いものの時より雲の合間から陽が差して暖かい日も増えてきます。ただまだ風向きが変わりやすく天気海況は安定はしない、周期的に風が強く、波がやや高い日があります。沖のウネリが残っていても、リーフに囲まれたエリアでのダイビングが可能。風が東から南東になると海況は穏やかに。
また、北の空が黒い雲に覆われている時の天候は要注意。ニンガチカジマーイという春の嵐で天候、海況共に急激に変化します。

3月 気温 22〜25℃ 水温 23〜24℃
4月 気温 24〜26℃ 水温 25〜26℃

海の中の様子

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キンギョハナダイやケラマハナダイのオスたちが求愛行動に精を出し、連日大忙し。しばらくするとキンギョハナダイの小さな幼魚が増え始め、随所で水中に花びらが舞っているような春らしい景色になります。

期間限定で全身真っ黒で頭のブルーラインが一際鮮やかな体長1.5㎝ほどのアマミスズメダイの幼魚がちらほらと見つかり、冬の海から春の海シーズンへの始まりを知らせてくれます。

最大級の甲イカ、コブシメがよく見られるのもこの季節、ただここ数年は産卵場所を特定出来ず、何匹も集まるような繁殖行動と産卵パーティーは見れていませんが、産み付けられた卵と誕生したてのコブシメは毎年どこかしらで見つかります。

外洋へ出れれば、ギンガメアジやバラクーダなどの群れを探すダイビングも非常にエキサイティング。水温が25度以上に上がる前のこの時期が実は出現率も高く群れもそれなりに大きい。イソマグロも非常に活発でグルクンの群れも楽しめる。ただし外洋なので春先の変わりやすい天気と海況と潮次第ではあります。

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出発港と潜るエリア

出発はおよそ上原港を予定。

北側エリアでのダイビング、船の移動距離が少ない近場ポイントです。
ヒナイ〜鳩離島、船浦湾、インダビシリーフ内やバラス島周りと東側、鳩間島インリーフ、鳩間島南側など。
海況次第でバラス島北〜西、中野沖リーフ、さらに沖合にも。

ダイビングの装備

5ミリのワンピースウエットスーツにフードベスト

店長より一言

空いている時期なので、ほぼ貸切状態で潜れます。
ダイビング講習やアドバンス講習なども対応可能な時期です。またオープンウォーターをお持ちの方ににはエンリッチエアー講習も随時開催です。体に負担の少ないエンリッチダイバーになって夏に向けて準備しませんか?

冬場ほどの寒さ対策は必要ありませんが、やはりまだ北風が吹くと寒く、水温も上がり始めなので、長袖やその上から羽織るものなども用意するといいでしょう。

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5月、6月の概況

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朝、どこからともなく聞こえてくる心地の良いリュウキュウアカショウビンのさえずりが響き渡ります。
そして西表島といえばパイン、西表島産のピーチパインが島内のスーパーや無人販売所に並び、とっても美味しく食べ頃の季節となります。

5月 気温 26〜29℃ 水温 25〜27℃

例年GW連休後くらいに西表島を含め、八重山地方が梅雨入りをします。年によって違いはあるものの梅雨入り前後などは雲が多い天気が少し続きますが、梅雨の期間中は連日ジトジトというような感じではなく、まとまった雨がスコールのように降るといった程度で、どんより天気が続くことはなく初夏のような晴れもあり、実は風があまり吹かないので海況はとても安定している期間です。 

6月 気温 28〜30℃ 水温 26〜29℃。

6月に入ると気温はさらに上昇、南風の割合がさらに多くなり、海況もいいです。6月中旬頃に八重山地方が梅雨明けを迎えますが、梅雨明け前後には、季節風の夏至南風(カーチバイ)と言って、朝晩は静かであっても陽が昇るにつれてやや強い南風が吹く日が続くことがあります。 

海の中の様子

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繁殖行動が盛んで、発見や気付き、日々の海中変化が見られて、話題や見どころが多い季節。特に満月大潮の前後の海中は夜にサンゴの産卵や日没前後に生態行動など、直面する機会が難しい貴重な生態シーンが見られるかもしれません。

日没前にはテンジクダイの産卵からのオスが瞬時に口内保育する瞬間や日中でもクマノミの産卵、スズメダイの一斉産卵、その他にも魚の繁殖に関わる不思議な行動が見られることもあります。湾内では連日ハゼの求愛行動が披露され、ベラやスズメダイの幼魚が次々と登場し、幼魚たちで水中が賑やかになります。

少々の流れは覚悟して沖合のポイントへ出れれば、イソマグロの群れにも遭遇できるかも。

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出発港と潜るエリア

3、4月のエリアに加えて鳩間島北方面、風と海況次第でヨナラ水道や西側海域、鹿の川遠征も。

ダイビングの装備

5ミリワンピースウエットスーツ
サンセットやナイトも予定される方は水中ライト、もちろんレンタルも有り。
紫外線がとても強い季節なので、日焼け予防として薄手の長袖やラッシュガードなんかもあるとちょっと泳いだりする時にも重宝しますよ。

店長より一言

海中の話題性が豊富でいろんな意味でおすすめのシーズンです。
連日のように雨が降ってうんざりというような印象ではなく、海況も比較的安定していて良いです。
5月GW後〜6月上旬は訪れる方が少ない穴場な時期なので宿の予約なども取りやすくなります。

気候的にも、5月中は25度を下回ることが少ないので暖かく、6月ともなればすでに夏の暑さが控えており、梅雨明け頃には一気に夏空が広がります。

水中は日々変化のある時期で、魚のちびっこたちで溢れるようになり、各所で賑わいを感じられます。
また浅い藻場でのダイビングなども楽しく、生物好きな方にはたまりません。
繁殖シーンも必見で日中だけでなくサンセット、ナイト、モーニングといったオプショナルダイビングへもよく出るようになります。

また、沖縄の伝統行事であるハーリー競漕や祭りなどがあり、地域の行事が多い時期でもあります。
ハーリーや地域行事の際にはお休みをいただくことがあります。

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7月、8月の概況

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空は青く、雲は水平線上に低くギラギラした夏の光景が広がり、毎日当たり前のように晴天傾向。

暑さはピークを迎え、日中の最高気温は32〜34度、南国特有の強烈な日差しを受けて地上はとてつもなく暑い分、海で過ごす時間がとても贅沢に心地よく爽やかに感じられます。

海況は台風時以外は比較的安定、風向きはほぼ南風で7月上旬頃は日中に南風がやや強く吹く場合があります。年によって差はありますが、月に1〜2個の台風接近があります。

海の中の様子

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水温は29〜30度

強烈な太陽光で水中のトロピカル度は最高です。朝、昼、夕、夜と水中の雰囲気がはっきりと変化します。
前半はカエルウオやスズメダイ、ベラの小さな幼魚(baby)が登場します、共生ハゼの求愛のパフォーマンスが見られたり、リーフエッジではベラやブダイなどがよく産卵しています。アカネハナゴイやスズメダイ、それにリーフのサンゴの色がとてつもなく色鮮やかに映える季節です。7月中は夕刻時の生態観察にも期待が持てます。

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出発港と潜るエリア

ほぼ上原港出発。
潜るエリアはバラス島周辺、鳩間島周辺、高那周辺、海況安定時には東へ西へ遠征の季節です。

ダイビングの装備

5ミリワンピースもしくは3ミリワンピース

店長より一言

夏の強烈な太陽光のおかげでどこの海も色がいいです。
深く濃い緑の西表島と青いグラデーションの景色見ているだけで気持ち晴れやかになること間違いなし。

冷えた西表島産の極上パイナップルを食後に提供してます。実はこの時期、パイン目当てのゲストも多いとか。

天気も安定してくるので、季節限定のオプションダイブにもぜひトライしてみてください。
朝、早起きしてからの海はかなりオススメです。朝日の差し込む独特な雰囲気の中、静寂な心地よい水中の朝を迎えましょう。
その他、サンセット(夕刻ダイビング)、ナイトダイビングなど1日フルに海に出かけられます。通常のダイビングに加え、いいタイミングは逃さずにご案内したいと思います。日中の海とはまた違う感覚で刺激的なオプショナルダイブも是非、楽しんでみてください。

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9月の概況

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9月前半は夏の延長です。外気温は28〜32度でまだまだTシャツ短パンで過ごせます。

中盤以降はやや薄い雲が広がりやすくなってはきますが、それよりも太陽光線がまだ強く水中はトロピカルです。年によりますが海が超フラットでべた凪の好天が数日間続く海況に恵まれることがあります。

そんな残り少ない夏を楽しむチャンスではありますが、その一方で安定して吹いていた夏の南風が東や北東からの風に変わり、それがフィリピンの東の海上や八重山の南の海上にある低気圧や熱帯低気圧の影響だったりすると、海面が少しざわざわしたり、波が高くなってくることがあります。低気圧がさらに北上して沖縄・八重山方面に近づいてくると発達し台風になります。9月に発生する台風はおよそ2〜3個です。

海の中の様子

  • 季節ごとのダイビングのススメ
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予想水温は28〜30度。

港内や河口付近でトウゴロウイワシ(ミジュン)が塊となって現れます。夏に引き続きサンゴ景観や水中風景などのワイドアングルな景色が楽しめるのと西表ならではの湾奥のポイントでは見る機会の少ないナポレオンやニシキテグリの幼魚が見られるようになります。

ニシキテグリは神経質で撮影が難しい成魚に比べて、幼魚は怖いもの知らずなのかあまりサンゴの中に隠れようとせずにサンゴの枝の上や周りをウロウロしている姿が確認できます。

9月でもデバスズメダイやアオバスズメダイ、トモシビイトヒキベラの産卵行動やベラ、ブダイなどの幼魚、そして湾内ではキンチャクダイやチョウチョウウオの幼魚もよく見られ、ワンテンポ遅くに登場する小さな幼魚の姿にも注目です。

出発港と潜るエリア

上原港を予定、潜るエリアは概ね、バラス島周辺、船浦湾内エリア、海況次第で西側、南側へも遠征可能。

ダイビングの装備

5ミリワンピース

店長より一言

まだまだ随所で夏を感じられるシーズン。天気海況次第で8月に続き、早朝のダイビングやサンセットダイブも今月いっぱい開催出来ます。またマングローブダイブや湾内の浅い藻場などの西表ならではのエリアでのダイビングも潮の時間に合わせて楽しめます。マングローブは午前10時頃までに満潮を迎えるタイミング、藻場は満潮時刻に近い上げ潮時が狙い目となります。

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10月、11月の概況

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10月は風向きが東から徐々に北東に変わりますが、気温はまだ26〜30℃ と夏の暑さほどにはならずにとても過ごしやすい気候。水温がまだ高いので、水中も快適です。

11月になると風向きはほぼ北東〜北、季節風のミーニシ(新北風)の吹き始める季節です。この風が吹き始めると気温も徐々に下がり沖縄の冬へと向かっていきます。気温は24〜28度で時々北風が強く吹く日があり、風に当っていると思わず寒っと声が出てしまいます。たまに風向きが南や東に触れるとポカポカの陽気になります、この時期の晴天はとてつもなく気持ち良いです。

海の中の様子

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水温
10月 26〜29℃
11月 24〜26℃

ニシキテグリが3センチサイズの子供から成魚まで、よく観察できます。(曇りの日がオススメ、ただポイントは北側になるので、上原出港の10月上旬くらいまで。)

西側海域のスミレナガハナダイの♂ がとっても色濃く、鮮やかになります。求愛行動やメスと絡み合って放精抱卵する産卵シーンなども観察できます。

西表でも数少ないとされるニチリンダテハゼやイトヒキベラの仲間やクジャクベラがディスプレイしている姿なども西側のポイントで観察できるかもしれません。

水温が下がるにつれ、水の透明感が増してきます。
内湾においても雨さえ降らなければ夏に比べて透明度は良いので、数ある西表の内湾環境にも注目です。年にもよりますが崎山や網取などの水のクリアさは抜群です。

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出発港と潜るエリア

10月上旬までは上原港出発でポイントはバラス島周辺、船浦湾エリアがメインです。
北東の風が吹き始め、西表の北側の水域が波立ちザワザワしてくる10月中旬頃から船を白浜港へ移動させて、白浜港より出発、西側の水域をベースに案内します。

白浜出港の際にメインポイントとなる船浮湾内エリアは北〜北東の季節風で北側の海が白波立っているような日でも西表島の山々が遮ってくれるおかげで、よほどでない限り風裏に当たるこの水域は静かで穏やかです。

潜水エリアは美田良浜、船浮湾、網取、海況天候次第で崎山、鹿の川へも出向きます。

白浜港を出て船浮地区を過ぎると西側には集落がなく、人工物がほぼ見当たらない緑濃い島の風景と海しかないので奥深い西表ならではの景色もお楽しみください。

ダイビングの装備

5ミリワンピース、10月下旬頃からはフードベストや起毛タイプのインナー、ボートコート、ウインドコートなど

店長より一言

夏とは違い、海況にムラがありますが、夏の間は海況のいい時にしか足を伸ばせない西側( 舟浮、サバ崎、網取、崎山)周辺が主な潜水箇所になります。風、波、うねりがなく穏やかな時には舟浮湾の外へ出てワイドな水中を、風が吹いて、波もウネウネしているような時には影響の少ない船浮湾内のポイントでじっくり生物ウォッチや西表ならではの湾内奥の砂泥地とサンゴの独特な環境での少々マニアックな生き物観察と写真撮影が楽しめます。

夏の暑さから解放されても水はまだ暖かく陸上、水中ともに快適です。
ただ期間後半になるにつれて海上ではやや冷たい風の吹く日があります。
特に水からあがって湿った身体が風にさらされていると、次第に体温が奪われ、身体が冷えます。風の影響で実際の気温よりも体感温度は低く感じます。11月以降の冬の期間は船の上で着用するボートコートやウインドブレーカ、長袖のパーカーなどをお持ちください。( ボートコートは貸し出しもあります。)ちょっとした防寒対策で快適に海を楽しめますよ。

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