崎山を越えて、島の西から南へ廻ると景色はまるで別の島へ来ているような感じさえします、自然ありきの西表島の雄大な景色を見ながらさらに進んでいくと、大きく開かれた鹿ノ川湾に到着。ここまで上原港から約60分、祖納港より約45分。
鹿ノ川湾にも中央付近に中の瀬と呼ばれる大きな瀬があり、巨大なアザミサンゴがある周辺では、マンタが悠然とホバーリングしにやってくる。
鹿ノ川に数箇所あるポイントの中で異色なのが海底に沈んだ大型船の残骸が沈んでいるポイント、ほぼ原型はとどめていないけれど、残骸の隅々を探索したり、想像するだけでも楽しくさせてくれるポイントの1つです。
西表の東側にある小浜島と西表島の間を通るヨナラ水道エリア、上原港から約35分ほど。以前は、このヨナラ水道はマンタロードと言われるほどマンタとの遭遇率も高く、ヨナラマンタウェイと呼ばれるポイントもあり、マンタと言えばヨナラと言うほどダイバーの間では有名だったエリア。
当時と比べるとここでマンタに遭遇する事は少なくなってしまったけれど、この水路に沿って長くのびている根にはサンゴが再生して、ミドリイシのサンゴだけでなくイソバナやウチワ、ウミトサカといったソフトコーラルも多彩なのが特徴、潮通しも良いのでグルクンやウメイロモドキといった魚の群れもよくやってくる。
水道だけに潮がよく流れるので、エントリーするタイミングがちょっと難しいエリアです。