1年で最も水中変化の多い季節です。
2016年5月22日
気温 29度
水温 26〜27度
波高 1メートル
昨夜のナイトダイビング、サンゴの産卵をちょっとだけ期待して行きました。
前回の日記にも書いたように、今期は満月を待たずして一斉産卵が数日前にあったので、この満月の前後はまた違う種類のサンゴが産卵するのではないかと思います。
残念ながら昨日は特に気配なく終了。
一斉産卵の後、日中の海はどこもサンゴから放出された卵やらで白く濁っていたのですが、大潮で潮が入れ替わり、1本目は青さが際立つ海でした。
今はサンゴだけでなく、魚たちも一斉に繁殖シーズンを迎えていて、メスのお腹を見るとパンパンにはち切れそうに膨らんでいたり、栄養をとるためか盛んに食事をしていたりします。
また人目もはばからず、産卵行動をしているペアの姿もよく見られます。
そしてすでに幼魚が次々と誕生しているので、魚が多く、日ごと水中に変化が見られます。
今日のセジロクマノミ、よく見るとイソギンチャクの脇に成長が遅れてるのかハッチアウト
できない卵がまばらに残っている。オスがその卵に一生懸命、海水をおくってハッチアウトを促している。それもメスのお腹には次の卵が控えており、身重のメスのためにオスは必死でした。
大潮周りとなると、そうした行動も一段と激しくなるようで、今日の1本目は変な意味はなく熱い視線を送り続けてしまった。
梅雨だから天気予報は曇りや雨のマークが並びがちだけど、あまりあてにならないのがこの季節。今日も雨はパラパラとちょっと降っただけで、今は晴れてます。
何しろ、特別な行動を見せたり、いつもとは違うシーンに気づくことの多く、勝手に想像したり予測したり、非常に面白い時期です。
おかげで、日中はもちろん、夜や夕方、そして時に早朝と頻繁に海に出かけます。
もちろん、十分に気をつけて。
なので、そんなシーンや海の様子を見たい方は一度来てみてくださいね。
今日は日中の2ダイブが早くに終了、一度解散してこれから今度は陽が西に傾いた頃のニシキテグリをじっくり見てきます。
今夜のサンゴもとっても気になるけれど、そこは無理せず、今日はテグリをばっちり見てきますよ。
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