白化の具合も様々
2020年9月6日
天候 晴れのち曇り
気温 30度
水温 29度
波高 2のち4m
現在、南大東島近海にある非常に強い台風10号、さらに北上して奄美大島や九州地方へ向けて進んでいく予報です。こちらはだいぶ離れた場所にあって、さほど影響がないかと思ってましたが、今日、昼前くらいから徐々に風も強く吹き始め、海の様子も変わってきました。
かなり離れた箇所でもこれだけ影響を受けるほど大きく、勢力も相当強いのだと思います。
海はやや時化てきましたが、本日も3ダイブです。
台風の発達具合からもわかるように、今年は水温が高く、その影響で今、多くのサンゴが白化しています。
4年前の白化の時には気付かなかったのですが、どうも白化の進行具合もサンゴ個体によってダイブ差があるようです。
9月に入って、台風が近くにできたり、雨が降ったせいもあって、やや水温も落ち着いてきている気がします。
水温はとりあえずひと段落していますが、夏の間にダメージを受けてしまったサンゴは完全に白くなってしまっているものもあるので、光合成ができずにサンゴが十分な栄養を受け取ることができない今が一番しんどいのかもしれません。
色が白くなっているだけで、サンゴ自体は形も変わらないし、植物みたいにしおれたり茎がお辞儀してたりなんてことはないので、見た目は大丈夫に見えるんですけどね。
弱っているんだろうなとは思います。
4年前の白化もひどかったですが、冬になって息を吹き返したサンゴも多くありました。
それからその後の4年間で、白化以前よりも増してサンゴの状態が良くなっているところもたくさんありました。
西表のサンゴのパワフルなところは過去になんども見させてもらっているので、西表の海が育んだサンゴの凄さをまた見せつけて欲しいです。
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