最新日記

サンゴの今

2024.7月末
のサンゴ

 

天候 晴れ

気温 33度

水温 29度

波高 1m

 

水温が下がったおかげで水着で海に浸かっているとちょっとひんやりの気持ちよさです。

 

気温もいくらか下がったので、朝夕は涼しげで常識的な夏の感じがします。

 

リーフ際には水面近くにキビナゴが集まり、アジサシがそれを狙ってハンティングするシーンも見られ、8月らしい光景です。

 

2024.8.2 西表サンゴ

 

台風前のぬるま湯の海水温にさらされ続けたサンゴは、台風の後、水温は下がったもののそれまでのダメージが大きかったのか、だいぶ色薄く、白くなっているサンゴも目立っています。

 

これからどのように変化していくのか、見ていきたいと思います。

 

2024.7月ウチワヒラヤギ

 

それから、あるポイントの代名詞というか、大目玉的存在だったこちらのサンゴ。

 

こちらはサンゴの病気でしょうか、外周部から黒く変色しており、壊死し始めています。3ヶ月ほど前から始まり、立ち寄るたびにその範囲が広くなってきています。

 

もしかすると今シーズンで見納めとなってしまうかもしれないです。

 

ちょっと悲しい海ネタが続いてしまいましたが、でもこれは海の長〜い歴史の中で常に繰り返され続けてきたこと。

 

ダメになったサンゴが石となって、またその上に新しいサンゴの命が宿って、新環境を見せてくれます。

 

良い時もあれば、悪い時もある。元気になってきている所もあれば衰退して生物が少なくなってくる所もある。

 

とにかく広く見届けておけばそうした海の中の活性度の変化にも気がつくし、活気のある元気な旬の場所も見逃すことなく案内し続けることが西表島では出来ると思います。

 

今日の昼休み、周囲に全く船がなくバラス島が姿を見せていたので、島の近くへ。

 

静かなバラス島には、ハンティングの休憩で羽を休めているアジサシがたくさん集まってました。

 

バラス島へ

 

干潮時にだけ現れるバラス島の船が往来しない静かな時間帯にだけアジサシたちはバラス島に立ち寄っています。出来るだけ邪魔をしないように音立てずに驚かせないように近づいて、間近でアジサシ観察。

 

中学一年生の女の子を筆頭にその周りはおじさんたち。

 

そうそう、こんな時は中学生優先ですよ。

2024夏のバラス島

 

 

 

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