暑さを凌いだサンゴたち
2024年10月9日
天候 曇り
気温 30度
水温 28度
波高 3のち2m
昨日は昼前くらいから北風が吹いて波も立ち、ややシケ模様となりました。
今日はまだ波はあったけど風はいくらか弱まり、朝のうちに鳩間島のリーフの中まで行っちゃいました。
今年は陸上だけでなく水中も浅いところからやや深いところまで水温が高い状態が長く、その場から避難することのできないサンゴが衰弱していく様子を見たくなくても見続けるしかなかったのですが、高海水温のピークを過ぎて、抜け出ていた褐虫藻が再びサンゴに戻ってきているのか、徐々にではありますがそれぞれのサンゴが再び元気を取り戻そうとしているみたい。
褐虫藻が戻りはじめたサンゴは色だけでなく、姿形もキリッとしてくるというか、生気が宿るというか、見た感じも健康そうに見えてくるからおもしろいし、嬉しい気持ちが溢れてくる。
共生している褐虫藻が光合成する事でサンゴが栄養補給出来るわけだから、そう見えるのも納得なんだけどね。
この様子なら、来年もまたこの辺り一帯のサンゴの森は持続していきそうです。
それから、もう一つ成長が気になる例のナマコの幼体。
先日、見に行ったらまた姿を変えてました。
ほぼ同じ場所にいるのに、イメージしていたのと違うから全然見つからない。
一気に成体に近づいた、ここまできたらもうアデヤカバイカナマコです。
謎の生命体として出会ってからまだ1月半、大きさもすでにライトの長さ以上になって25センチほど、本気でびっくりな成長スピードです。
食うか食われるかの自然環境でナマコが生き残る戦略のひとつかもしれないなんて事を思うのでした。
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