青い海、青い空
2010年9月12日
台風や熱帯低気圧の雲が消えて、夏の空が戻ってきました。
海も穏やかで、夏の西表再来です。
今日、西表を経つゲストが漂着ゴミの現場写真を撮りたいというので、車で島の中を少し案内した。
夏は南風の為、西表の北部海岸線に漂着するゴミは比較的少ないだろうと思いつつ案内してきたのだけど、そうでもなかった。
ほとんどが冬の北風で大陸から運ばれてくる漂着ゴミですが、夏には南風により、漂着するゴミの量が減り、逆に海岸線にたまっていたゴミが満潮時に潮にさらわれて、流されていく。見た目にはゴミが減った感じはしますが、漂着するゴミが少ないだけで、どこかにそのゴミは流れ出ていっているわけです。
ところがよくよく海岸線を見ると、冬は強い北風と潮にさらされ海岸植物が枯れてしまい、漂着ゴミがむき出しになっているのが、夏の間は鬱蒼とした緑がかえって、漂着ゴミを中の方に閉じ込めてしまっていて、隠れて見えない。
遠くから見るとキレイに見える西表の海岸は、実はその青々とした茂みの中にゴミが溜まっているのが実情です。中には河口付近に入り込み、マングローブの根元に絡まってマングローブもろとも腐ってしまっているような酷い状況の箇所もあります。
悲しいのは、漂着ゴミのその種類の多さと、大陸からのものばかりではなく、自分の国のものも数多くあるという事。
ゴミが出るのはある程度仕方のないこと、ただその処理の仕方に問題がある。
でもまずは自分の身の周りから意識改善ですかね。
何かいつもと違うブログになってないかい?
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