成長とともに
2009年6月16日
夏本番を向かえる前のこの時期は、魚のつく根にキンメモドキがぐちゃっと群れて、それだけでも見ごたえ十分、何かを予感させるものがあります。
と同時に何処からともなくその根に寄ってくるハナミノカサゴも注意が必要です。
かなり古いけどジュディオングか紅白の小林幸子ばりにフリルのついた胸鰭を広げて優雅に舞う姿は、非常に人気者でもあります、ただそのハナミノカサゴが時に老成魚となって、姿を見せます。
その姿はとても優雅とは言えない、図体だけでかくて、ヒレに毒を持っているだけにこっちの身の危険を感じてしまう。
ハナミノカサゴは伊豆などにいるミノカサゴと違って、眼上に対になった皮弁と言って、個体によって模様が異なる角のようなものがあって、一方のミノカサゴにはこれがないので簡単に見分けがつきます。
がっしかし、この図体でかくなった老成魚にはこの皮弁がない!、どういうこと?
人間おじいちゃんになると背も縮んで小さくなるってのに、魚はそんなことはなく、長生きすればそれだけ大きくなって、形も変えてしまっていたりする。
そんなハナミノカサゴのおじいちゃんの画像は醜かったので、あまりにも小さいムラサキウミコチョウの可憐な舞を紹介。
コメントを残す