似ているサンゴ
2011年9月18日
台風15号は沖縄本島近くで停滞し、どうやら今後は北東へ向けて進んでいく様子。こっちに来る可能性は低くなった。
でも今日になって、こちらもさらに海が時化てきており、GDボートでポイントへ向う道中は、波しぶきで潜る前からすでに全身びっしょびしょ、
シケシケだったけど、鳩間島まで行ってきました。
1本だけ鳩間近海のインリーフで潜り、お昼休みはこの時化をしばらく忘れさせてくれるほど穏やかで静かな鳩間島へ立ち寄り、散策をしてその後はバラス島近辺まで戻って、2本目。
ここでは、多様なサンゴを観察。
これだけ海面が波立っていても、ここの水中は嘘のように穏やかで波の影響をまったく感じさせない。
ここはここだけの独特な景観があって、けっこうお気に入り。
数あるサンゴの中でも繊細で骨格も弱いサンゴがいじらしく成長している姿を見ると、やはり癒され元気が出ます。
徐々にその規模を大きくさせて広がりをみせるリュウキュウキクカサンゴによく似ているヨコミゾスリバチサンゴ。
サンゴの分類や識別は研究している方に聞いても、難しく、なかなか水中だけでは識別が出来ないと言われたこともありました。
ただ不思議なもので、一つ一つをもっともっと気にして見ていくと、違いに気がついて、また別の場所で同じサンゴを見つけ出す事が出来る。
そうやっているうちに、何となくわかるようになってきて、その環境によって生息しているサンゴが違う事にも気がつく。
サンゴが壊れていたり、弱っている姿を見ると悲しく残念な気持ちになります、そこにサンゴがあるかないのかだけで、水中の印象が大きく変わってしまうそんな不思議な力を持っています。
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