川の調査、海の調査
2019年1月25日
気温 23度
水温 川→16度 海→24度
波高 1.5m
昨日、今日と川と海の調査です。
昨日は浦内川へ、水温は16度とさすがに川の水は冷たい。
雨も多かったせいか、水量も多く、流れの勢いもありました。
流されるがまま、泳いでしまうと岩に激突して非常に危険なので、危ないところは歩いて急流部を超えては溜まりになっている淵を覗きながら下っていきます。
その時々の水量で様子が違う原生林の中を流れる川を見ていると自然の力も感じるしその力は計り知れない。
とっても気になるのは、この大自然の中に川から太いパイプが設置されていること。
誰が見てもとっても不自然。
島が断水時になった時にこの川から取水するのが目的らしい。
川が多く、山深くて雨も多く、おかげで水量が豊富で土地の規模の割に人が少ないこの島に設置されてからもう3、4年経つのに一度も稼働させる必要に迫られるタイミングはなく、現在の西表島に逆行する必要のない目障りな人工物。
今日は水温低く長居できなかったのと、透視度も悪かったので、この川に生息する調査対象の魚は数匹しか確認できなかった。
そして今日は海の調査。
天気も絶好調!
崎山と網取は国が指定している、海域では国内唯一の自然環境保全地域。
そのエリアを潜っての調査。
数年前はオニヒトデがちょくちょくいたけれど、今日は1匹も見当たらず、海の中の状態を確認する程度でしたが、サンゴの状態は自然な感じがしました。
サンゴがみんな生き生きして壊れていなくて、色も良くて、手付かずで一面びっしりとサンゴだらけが一番なのかもしれないけど、その状態がずっとっていうのはなかなか難しく、サンゴが成長しすぎるとお互いの環境が窮屈になりすぎて日照不足を起こしたり、元気が無くなってしまったりするだろうし、魚がサンゴを食べたり、台風やうねりの影響など自然のサイクルで部分的にサンゴがひっくり返ってたり、一部壊れてしまうところもあります。
長いこと、海を見てくると自然とそうなってしまったのか、異常なのかはなんとなくわかってきます。
今の状態を見て確認しておくことが、今後のためにもなるはずと思います。
それにしても、今日は海の色が澄んでいて綺麗だった。
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