赤いカスリヘビギンポ
2021年4月26日
天候 曇りのち晴れ
気温 28度
水温 24度
波高 3のち2.5m
明日は満月、サンゴはどうでしょうかね?ちょっと水温がまだ低いのでわかりませんが、夜になると海の様子が気になります。
魚の方も今シーズンに誕生して、ようやくお披露目を迎えた赤ちゃんがチラッチラッと見つかり、小さい生き物の登場におおっと声が出ます。
そして恋心を抱いて告白中の魚もまだいたりして、海の中は恋の季節継続中と生き物の誕生とで賑わいを見せています。
サンゴのリーフやガレや転石の広がるような比較的明るいエリアで見つかるカスリヘビギンポ。
単独でいることが多く、よく見ると体長7センチほどの体の割に口が大きく、普段は全身スケルトンで背景に溶け込みじっとしてあまり目立たない。
たまにこの大きな口で獲物を捕まえ丸呑みしようとして、カスリヘビギンポに運悪く体半分を口にくわえられたまま魚が苦しそうにヒクヒクしているのを目撃することがあります。
明るい場所で透明な身体も大きな口を持つ理由も納得です。
そんな魚ももちろん恋をします。
決して出会うことが難しいというほど個体数が少なくはないけど、多くもない。1ダイブで見つけたとしても多くて3〜4匹。
そんなカスリヘビギンポが今日は2匹一緒にいました。
片方は普段のカスリヘビギンポ、もう片方は全身がやや赤く、ヒレにも模様が現れている。
時に体を震わせたり、回転したり、隣にぺったりついたりしている。
もう一方は、ツンデレなのかそんな行動をよそにたまに無視するかのようにプイッとそっぽ向く。
明らかに求愛行動のディスプレイだと思われる。
普段は目立たないし、地味に生きているけど、年に一度のこの時期は恋したくなるようです。
コメントを残す