長い航海
2011年9月2日
天気予報は晴れ、うねりもだいぶ落ち着いて海況も日に日に良くなっています。
本日の1ダイブ目は外洋に出て、ちょっと魚群を期待して行きました。
ポイントつくと、ややうねっていたけど、流れもなく海中はまったりしている。こういうときは流れがなさすぎるのも魚達がばらけてしまうので、あまり好都合とは言えない。
でも、潜っているうちに流れも徐々に決まって出てくるだろうと期待しつつエントリー。
前半はまったく静かな海中でカスミチョウチョウがヒラヒラと舞ってとっても鮮やか。グルクンもパラパラとしか現れず、群集が出てこない。
しばらくして遠くの水面がザワザワしているのが水中からわかる。その塊が徐々に近づいてきて、気がつくと頭上にグルクン前線が来襲。
水面近くに列をつくり、なかなか水中に舞い降りてきてくれない。
すると間もなくして、1メートル弱のトカキンが登場しその周辺をウロウロ、それに反応して、グルクンたちが一斉に水中に降ってきました。
すごい数です、さっきまでの何もいなかった水中が嘘のようです。
後半はとってもエキサイティングなダイビングでした。
船にあがって、暫くはその水中での一幕をゲストと語って、休憩のために鳩間島へ向けて、船を走らせると海面にやたら大きな流木が漂っている。
何かあるんじゃないかと接近してみると、その巨大な流木の上には海鳥たちが。
どうもこのシーンが可愛い。
その流木の上には、過去にどれだけの海鳥がここで休んだのかを示すように、たくさんの白い糞。
どこからやってきたのかわかりませんが、とっても長い時間雨の日も嵐の日にもこうして、大海原を漂ってきたんだろうなって、思います。
そんな事を考えると、何だかジーンときます。
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