サンゴ保全活動
2012年10月25日
北東の風が少し吹いて、10月らしい晴れの天気。今日は久しぶりに再開したサンゴの保全活動。
シーズン中はみな時間もとれずに行くこことは出来なかったのですが、これから来年のシーズンにかけてはこの活動も定期的に行くようになります。
地道な作業だけど、まあ、これである程度ポイントが守られているのは確かだし、現状を把握しておく事も大切ですからね。
今年は台風によるサンゴのダメージも大きかった、オニヒトデやシロレイシガイ、台風、海水温の上昇、サンゴの病気、水質環境の変化、などサンゴは動物とは言え、その場所から基本的には動けないので、そういった脅威にさらされるとあっという間に姿がなくなってしまうかもしれない。
とってもデリケートなサンゴは脆く、壊れやすい反面、強く逞しいと思わせるときがあります。一斉産卵を見せるときや、浅い場所でもしっかり固着して波やうねりに耐えて残っているとき、壊れたサンゴの破片がそこで着床して新たに大きなサンゴとなって甦るとき、小さなサンゴたちが1年2年で成長して、風景を変えてしまうとき。
西表の海はサンゴが育ちやすい環境のようです。
今日の保全活動中の一コマ、浅いリーフの上に枝状のミドリイシがビッシリ。少々うねりが来ても、このサンゴたちはここで耐えて成長を繰り返す、次第に枝も太くなりがっしりした枝上サンゴとなっています。
おそらく同じサンゴだと思いますが、茶褐色だったり、薄いブルーだったり、紫だったり、褐色だったり様々な色を楽しませてくれます。
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