秋ヒナイ
2012年11月14日
南風が吹いていたのもつかの間、北東の風にもどって、風にあたるとやや肌寒い西表です。
あまり四季を感じさせないので、夏が終わると秋と表現しないでいきなり冬になったねとつい口にしてしまうのですが、ちょうど今くらいが秋なのではないでしょうか。山にはサキシマフヨウの白やピンクの花があちらこちらで咲き、イノシシ猟もやがて解禁日を迎えるので、猟をする島人が早くも興奮を抑えきれないでいるのもこの時期です。
海は北東の風が吹いたり、落ち着いたりを繰り返すので、遠出はあまり出来ません。北側の水域なら、インダビシのリーフ内やバラス島の東側、鳩間島のインリーフ、船浦などがメインで風が落ち着いて天気よくなるとバラス島の北側や西側の沖合い、中野のリーフなどに足を延ばします。白浜から船を出す時には、船浮き湾内や美田良浜など、やはり比較的近いポイントに潜るようになります。
だからといって、湾内がつまらないなんて事は言わせませんよ。西表の湾内はやはり生物層が豊かで、面白いポイントばかり。
そして秋口もこの場所は何かしら登場していますよ。
今日も午前中に1本、潜ってきましたが、魚も甲殻類もよくわからないのがいくつかいました。これはこれで困ってしまうのですが。
ウォッチングや撮影には絶対に外せませんね。
ブリーフィング通りでは終わらない得体の知れない生物が毎度のように登場するので、そんな出会いがまた楽しい。
生態観察もここではじっくり、写真はケショウフグの中学生。
大きいのは時々見るけど、子供サイズは普段あまり見ませんね。サンゴの下に隠れて様子を伺っておりました。お尻ばかり向けるのですが、どうにかこうにかこっちを向いてくれた。
秋ヒナイ、いいですよ。
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