いつまで続くの?この水温
2016年8月13日
天候 曇り時々晴れ
気温 33度
水温 30度
波高 1.5m
八重山を含めてまだ一つも台風が来ていない沖縄地方、先日、ちょっとまとまった雨が降ったので、島にとっては恵みの雨にはなったけど、海の水はほどんど変わらず、依然水温30〜31度と高い状態が続いている。
浅いリーフだけでなく、水深10メートルくらいのやや深い場所でもサンゴが白化しているのが、船の上からでも確認できる。
海水の温度が高い状態が続いてサンゴに共生しているはずの褐虫藻と言う藻類がサンゴの骨格から抜け出してしまうことで起こるサンゴの白化現象。
サンゴ自体も実はこの褐虫藻の光合成によって、養分を吸収したりするわけで、サンゴが生きていくのにも、成長するのにも、欠かすことはできないんです。
見ていると一気に抜け出すというより、じんわりこの褐虫藻はサンゴから抜け出していく感じ。
サンゴによっては、異常な水温に耐え切れず、いち早く抜け出してサンゴが漂白されたように真っ白になるものもいるし、高水温が続いても同じ場所にいながら、褐虫藻が抜け出さないでいるのもいる。またそのどちらでもなく、半分ほどが抜け出したのか色が薄くなっているのもいる。
今はサンゴの形はしっかり残っているけれど、色が薄く、パステル調の淡い色をしたサンゴが目に付きます。
クマノミの居場所であるイソギンチャクも褐虫藻が入っていて、ここからも抜け出しているので、浅い箇所にいるものは真っ白でフサフサのイソギンチャクにオレンジ色がよく映えます。
ただこれも危険な状態。
長期化せずに水温が下がれば、白くなったサンゴやイソギンチャクにも褐虫藻が再び入るので、元気を取り戻すのですが、一体いつまで続くのか?
今日はヨナラへ行ってきました。最初は西へ行く予定でしたが、西はまだ沖合少しウネリがありそうなので、東へ進路変更。
これが正解で、もうベッタ凪。
ヨナラで1ダイブ、ユツンの沖で2ダイブ、そしてラストはヒナイマジック。
1、2本目が深かったので、ヒナイでは浅い箇所限定で70分。
見所満載の充実ヒナイでした。
コメントを残す