懐かしいサンゴに抱擁
2016年9月3日
気温 32度
水温 30度
波高 2m
10年ぶりに西表に遊びに来てくれたゲストさん、こちらも正直あまり覚えていなかったのが、「あの時、ナイトでサンゴにしがみつきましたよ。」の一言でうっすら記憶が蘇った。
そして、今日、30分早めてどこよりも早くに出港、目指すは誰もいないバラス島。
毎年、この時期になると方言でミジュン、オキナワトウゴロウというイワシの仲間が群れとなって現れる。
大抵は、バラス島周辺のごく浅い水域に群がるのだけど、今年は深みのエリアに玉になって群れているとの情報を聞いて、ミジュンダイブがしたくてやってきました。
ところが、思いと裏腹に朝一番のど満潮時は、水はきれいだったけど、大群と聞いていたミジュンの群れはなく、水のきれいなバラス島の独特な水中をちょっと遅めの朝ダイブとなりました。
そこでは様々のサンゴが見られるのですが、エントリー直後にその10年ぶりに遊びに来たゲストたちが向かったのは、大きなコブハマサンゴ。
何をするかと思えば、そこで記念写真。
それもそのはず、10年前に頬ずりしていたサンゴがまだそこにあったのです。
感激のあまり、すぐさまみんなでそこへ 駆け寄り、当時を思い出したのでした。
10年前はまだダイビング歴も浅く、中性浮力も自信がなかったのに、ナイトで潜ったこの場所には、周辺サンゴだらけでにっちもさっちもいかない状況だったようです。
そんな中で、唯一の岩を発見して、そこに両手を広げてしがみついたので、連れてきたイントラにすかさず「それもサンゴです」っとスレートに書かれて、血の気が引いたそうです。
10年経過してそんな思い出のあるひとつのサンゴに、またこうして再会することができたんですから、感激ですね。
なぜかじ〜んとくる話でした。
朝に見れなかったミジュンの群れは昼休みに再度、バラス島に近づいて昼食後のフリータイムでしっかり見れましたよ。
こちらも数年ぶりに、玉のように群れるミジュンでした。
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