あるハマクマノミ
2017年8月31日
気温 32度
水温 30度
波高 2m
今日も北東の風、晴れてはいるけど空には一面にうっすら雲がかかっている。
それでも朝からハイテンションな2匹、おニューの首輪で首元がちょっと涼しげに。
今日も3ダイブです。
今日はちょっと癖のあるハマクマノミの話。
クマノミはイソギンチャク中にオスとメス、そしてそれよりか小さい子供達数匹で暮らしている。ただ子供達と言っても、全く血縁関係はないです。
そして、クマノミはその中で一番大きいのが繁殖能力のあるメス、2番目が同じく繁殖能力のあるオスになります。
2つ並んだイソギンチャクに1匹と2匹に別れて合計3匹のハマクマノミが暮らしていました。
しばらくすると、片方の大きなメスがふらふらっと自分のイソギンチャクから離れて、2m隣のイソギンチャクへ移動した。クマノミがイソギンチャクから大胆に離れて泳ぐのもとっても珍しい。
行き先のイソギンチャクにももちろん、ハマクマノミが1匹だけいる。隣から来たクマノミに対して威嚇するでもなく、嫌な顔もせず普通に受け入れている。
そして、あたかもカップルであるようにしばらくそのイソギンチャクで過ごしている。
またしばらくすると、その大きなメスと思われるハマクマノミが元のイソギンチャクの方へふらふらっと移動。
何もなかったような顔して、わずかの時間ひとりにされた相手にただいまっと平気な顔で帰ってくる。
昼ドラのようなハマクマノミなのです。
ある日、覗きに行くと片方のイソギンチャクにはハマクマノミが付いていない。
もう片方にはオスメスのカップルが仲良く暮らしている。
いない方のイソギンチャクに顔近づけて見ていると、2匹のハマクマノミがふらふらっとこっちのイソギンチャクに移動。一方のいなくなったイソギンチャクに顔近づけると何か用かい?とまたふらふらっと2匹で元のイソギンチャクに戻ってくる。
どうも2匹で2つのイソギンチャクを所有しているかのような動きを見せる。
そして今日はそのハマクマノミに新たな展開が。
行くと、オスとメスが別れて、それぞれのイソギンチャクについている。
顔近づけたらまた泳ぎだすだろうなんて思ったら、全く移動する気配を見せない。
よーく見ると、片方のハマクマノミには、体長2センチほどのちっさい赤ちゃんクマノミが入っている。
もしかして、大きさの違うカップルになってたりして。
このドロドロな関係また今後も注目です。
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