色艶のあるアオバ
2018年5月29日
気温 33度
水温 29度
波高 1m
今日はコンディションもエクセレントな申し分ない海況。
鳩間の裏側に回って、ロリータポイントへ。
昨晩、この辺りのサンゴは産卵していたようで、水面には産卵の時にサンゴから放出されただろう卵らしきものがスリックとなって海面を漂っていました。
そのせいもあって水中はやや白〜くなってはいたけど、ここの一押しである地形のアーチには見事な光が差し込んでいました。
2ダイブ目は中野のリーフでパワフルなサンゴリーフを堪能、ゲストはわざわざ、ドイツから沖縄へ旅行に来ており、サンゴの元気なところが見たいと前々日に飛び込みで参加。
リーフの根を覆い尽くすサンゴ景観はかなり気に入ったようでした。
そして3本目、雰囲気を変えて、少し流れのある場所でサメやエイを狙ってのダイビング。
呼吸を乱さないように、慎重に流れの上へ、先端付近で10分ほど待ってみましたが、今日はエイもサメも現れず、方向を変えて行くと国内絵は希少価値の高いアデヤッコがペアで登場。
2匹でくっついて行動しており、すぐさま岩陰に入ろうとする行動を見せる、いつも単独でいる時とはちょっと様子が違う。
恋の季節は誰にも邪魔されたくないようだ。
浅い箇所へ戻ってくると、パステル調の枝サンゴが立ち並んで、少しガレ場になっている付近では、アオバスズメダイが入り乱れての大産卵。
メスを獲得しようと、オスは精一杯の婚姻色を出して、色艶さを競い合っているようでした。
少し流れもある中で、普通に泳ぐのもしんどいだろうに体色を変化させたり、上下に激しく動いたり、その気がありそうなメスを見つけては産卵床へ誘い、フラれ、また別の娘にアタックし、ようやく産卵したかと思えば、また次の娘へ。
気のあった2匹だけで産卵するかと思えば、うまいことそこへ紛れ込み、しれっと産卵してしまうものもいる。
いろんな事情がありそうですが、小さいことは気にしないで自分の子孫を残すために頑張っていました。
7月くらいまでが見頃のアオバスズメダイです。
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