ウミショウブの開花
2018年8月11日
気温 33度
水温 30度
波高 1.5m
新月大潮です。
夏の潮で朝に200センチを超える満潮となり、午後には15センチほどの干潮と潮位の差が激しい時期。
不思議とこのタイミングを狙い澄ましたかのように、受粉する海草が西表にあります。
ウミショウブという海草です。
年に数回、この海草が開花して、雄花を海面に放出して、海面に真っ白の小さな雄花がいっぱい漂います。
長年この島に住んでいるけれど、実際に現場でその瞬間を見届けたことがなかった。
今回はサンゴの産卵がそうであったように、しっかり見極めてみようとお昼休憩がてら2日間連続でウミショウブの観察。
昨日はみんなで腰をかがめて水中覗いてみても、まだよくわからずに不発。
今日こそと、また足を伸ばしてみると、水面に白い雄花が次々と流れてくる。
ようやくその場に立ち会えました。
この雄花、大量に放出されるけど、そのほとんどがどこともなく流れて終わるのだけど、運良く雌花につかまると、しっかり受粉して実をつけます。
その受粉がまた感心させられるというか、自然ってすごいと感じさせるのです。
体内潮見表でもあるんでしょうかね。
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