ミクロな誘惑
2019年8月6日
天候 晴れのち曇り
気温 32度
水温 30度
波高 2 → 3m(台風9号の影響)
とうとうできてしまった台風、それも立て続けにできています。
そのうちこちらに影響がありそうなのは台風9号。
明後日には暴風域に入りそうです。
昨日今日と、マンツーマンでヒナイや船浦などを潜ってきました。
ワイドが続いた海でしたが、この2日間は自分の目も広角レンズからマクロレンズに変えて。
ちょっと前に話題になった不思議な生き物、ワレカラ。
西表で見れるのは、体長2センチほどで肉眼ではほぼ糸くずのようなサイズ。
二匹が何かをしていました、撮影した記録写真を引き伸ばすと一匹のお腹が大きい。これはもしやちびっこたちが放出される間際だったのではないでしょうか。
ってことはあのホラーのような、親の身体中にハッチアウトしたばかりのちびっ子たちがくっついて、非常に気色悪い姿になっていたのかもしれない。
でもこれはそもそも後で気がついたこと。水中ではお腹が大きかった事実は小さすぎて全く見えませんでした。
そしてこちら。
ひろーい砂地に5ミリほどのセダカカワハギ。近くに同じサイズでもう一匹。
小さすぎて、表情もわからず、海藻に紛れるでもなく広〜い砂地をゆっくりゆっくり漂っていた、目的地はどこなのか?
そして、こちらも極め付け。
枝サンゴ上にくっついているあれです。
枝サンゴにくっついているといえば、もうみなさんご存知でしょう。
でもね、これあんまりにも小さくって、本当に見えないのよ。
光の加減で時々チラッと動いているのが見えるくらい。
こちらも体長5ミリほど。
小さきゃいいってもんじゃないけど、浮遊生活からこうして降り立って、定着したばかりの生き物を発見するとじ〜んとくるものがあります。
だって、ここまでたどり着く前で、ほとんどの赤ちゃんが食べられてしまったりするわけで、そこを見事にクリアした選ばれし赤ちゃんなのですからね。
こんな小さいのよく見えるなって、拡大鏡ルーペを2つ重ねて見てま〜す。
かわいい
目だけ見える