スフィンクスサラサハゼ
2019年9月16日
天候 曇りのち晴れ
気温 31度
水温 29度
波高 3m
今日も北風がやや強い、週間予報を見ても先行きは怪しい天気予報ばかり。
こればっかりはしょうがないもんね、波風多少あっても行けるところ探して潜りましょう。
インリーフや島よりのエリアが中心になるけれど、そんな時に滅多に出会うことのできない生き物や様々なネイチャーシーンに遭遇できるチャンスでもあります。
今日は超レアで非常に見る機会の少ない、スフィンクスサラサハゼのペア。
一見、何だか地味目でスペシャル感の片鱗もない魚ですが、生き物好きな方ならその希少さはご存知の方もいるはず。
このずんぐりした体格とサイズも15センチくらいで非常に大型、っでこの2匹何をしていたかというと、片方は藻場に穴を開けて、その中に潜っては砂を掘り出して必死に巣作りに励み、もう一方はその周りでふらふらしながら、砂をついばんでは食事しています。お腹も少し大きく張っていました。
思うに産卵する前の準備じゃないかと思います。
砂を掘り出し、巣作りするのがオスでふらふらしている方がメス。
非常に数少ないハゼなので、広い海でパートナーを探すことすら困難だけど、子孫を残すべく生きる上での一大イベント繁殖のために一生懸命になっていました。
巣穴も非常に浅い箇所でありながらも、潮が引いてもギリギリ干上がらない深さで、隠れ場所でもある藻場にもギリギリ入っています。
レア度の高い生き物のこんな一面を拝見できたのも、ウルトララッキーです。
水深2mで気がつけば潜水時間は90分、久しぶりのロングダイブです。
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