冬の西表を潜るホッとアイテムいろいろ「フードベスト・インナー編」
2021年11月9日
天候 曇り
気温 23度
波高 5のち3m
昨日の朝までは気温も高く、とっても暖かかったのが寒冷前線通過後に強烈な北風が吹いて、やや冷たい風になり一気に気温も下がりました。
これからの冬の季節も天気に恵まれれば、と〜ってもあったかくって最高の海でダイビングと過ごしやすい気候の西表島を満喫できます。
ただやっぱり安定している夏の天気とは違うので、風が吹き始めればちょっと肌寒いし、海もちょいちょい波が出てきてしまいます。
そんなちょっと減点要素のある季節でも、極上の海を味わいたい、夏まで待ってはいられない、海を見たいと思いませんか?
だったら、西表に来るのにも冬の装備をして挑むのがとってもとぉーっても大切。
まさかと思いますが、夏と同じ装備なんて絶対にダメですよ、2度とこの時期は来るもんかって思っちゃいますから。
冬の沖縄ダイビングって、沖縄本島やケラマのクジラウォッチや与那国のハンマーヘッドなんかが有名なだけで、あとは少数のリピーターが行きつけのお店に毎年のように潜りに来ています。
冬の沖縄の海って、人が少なくて海も空いてるから、こんなにいい海を独占できて周りが気にならなくてとことん海や自然に向き合えるチャンスなんです。
今日はそんな冬の沖縄西表でダイビングするのにスーツにプラスして、ちょっと欲しいアイテムと備えを紹介します。
まずはウエットスーツの中に着込むフードベストやインナー。
フードベストは一度着用するとありがたさが身に染みますよ、もうやめられません。
首筋から頭部を水にさらしているのとそうでない時との体温の奪われ方の違いは歴然で、フードをかぶることによって頭と首が温められ、全身の冷えも軽減されます。
フードベストは厚さ3ミリ以上のものがいいです。表面はジャージでも裏地は起毛タイプのものや生地が保温性高いものがおすすめ。
ファスナーのフードベストも出ていますが、ファスナータイプよりも身体に密着させることができるベルクロテープタイプが断然にいいです。
インナーウェアですが、今は薄い生地なのに保温性を重視したものが多く出ています。薄いのでウエットスーツにゆとりがない場合でも着用でき、保温性が得られます。夏によく着用するペラペラの紫外線防止用のラッシュガードは寒さ対策にはほぼ役に立ちませんのでご注意を。
私がお勧めするのはビーイズムのインナーウェア。
特殊な生地のおかげで蓄熱、保温効果が高く伸縮性とフィット感に優れています。
ちょっとお高いですが、海版ヒートテックみたいなものでダイビング以外でもアウトドアウェアとしても使えますよ。
内側が起毛でチタンをコーティング加工しており、蓄熱効果ありです。
ただ濡れた状態で風に当たるととても冷えるので、水からあがったら躊躇せずにすぐ脱ぎましょう。
フードベストもインナーもただあればいいってもんじゃなくて、生地の素材や厚さ、保温性、もちろんサイズもしっかり吟味して選んでください。
そして、モビーズのドライフードです。
ドライ用フードとして出ていますが、それだけ保温効果が高いフードです。
顔のスキンシールがしっかりしていてフィットするので、水の侵入がなくとても暖かいです。
裏地も起毛の生地を貼り付けてあります。
僕は冬の伊豆、水温16度をレンタルのドライスーツとこれで潜りました。
ウエットスーツ時に使っても、全く問題ありません。むしろ頭がポッポして冬の海では気持ちいい。
着脱が楽なのはフード単体やフードベストで、フードが苦手な方はインナーがおすすめです。
それから、この時期は持ってくる衣類なんかも大切ですね。
海から上がって、スーツを脱いでも着るものが少なく薄着だと風の吹く日や天気の悪い時には当然冷えてきます。
寒いからとウエットスーツのまま過ごそうとするのはタブーです。特に風が吹いてる日はなおさら。
長袖やフリース、スウェットパーカーなど、ボートコートの中に着込める衣類が必要です。
ちょっと荷物は多くなってしまうけど、ダイビングの装備まで揃えられない方でも衣類だけはしっかり準備していらしてくださいね。
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