最新日記

枝サンゴの一斉産卵

2022年西表の枝サンゴの産卵

 

天候 曇り

気温 26度

水温 27度

波高 2.5のち3m

 

朝から海が荒れ始めました。

 

今日は2年ぶりのゲストも加わり、出発しましたが悪天候で2ダイブで終了となりました。

 

12日からナイト週間が始まり、昨日まで昼間2ダイブの後夜の海へも出ていました。

 

もちろんサンゴ産卵が目的です。中でも今回は湾内の樹枝状サンゴが群生しているエリアの元気な枝サンゴたちが一斉散乱する様子を見てみたいと今までのように漠然となんでもいいからサンゴの産卵をというのではありませんでした。

 

ただそこのサンゴが産卵しているのかどうかなんて、聞いたことも見たこともないのです。

 

ならば行ってみないとわかりません!

 

今年は4月の満月時に小規模の産卵はあったものの派手な産卵は確認できず、水温が27度にまであがった状態で産卵のタイミングを今か今かと控えているサンゴが多くあるはずと満月を待たずして産卵しちゃうのではと思い、予想期間を前倒しで連日見に行ってました。

 

産卵週間の2日目から海の中の様子が産卵モードになってきており、昨夜はかなりの確率で見られるんじゃないかと海況も風が収まり、波もなくなり海がまったりサンゴの産卵には最高の状態です。

 

とりあえず1本入って、良さそうなら今日はナイトで2ダイブするつもりでした。

 

まず1本目、透明度もよくまだ海中が薄明るい内からエントリーすると、15分後にはいきなり中層に放出したばかりと思われる卵の塊が水面に上がっていくのを見つけ、興奮しながらもゲストを呼んで、そのもとを辿るとなんとこのエリアで一際青さが輝く枝サンゴが産卵してました。

 

それを合図にその隣、また違う箇所で他のサンゴが、次々産卵を開始です。

 

一旦、船に上がりゲストにお腹いっぱい見れましたかと聞くと「見れたけど、まだお腹一杯というほどではない」と言うので、もう一本行くことに。

 

21時30分エントリーして、船のアンカーを直している間にすでに船下の枝サンゴから一気に産卵。

 

西表でスギノキミドリイシの産卵

 

連鎖するようにその隣のサンゴも。

 

西表島のサンゴの一斉産卵

 

あっちでこっちで産卵してあたりは卵だらけです。

 

1時間、ほぼ途切れることなく産卵が続き、もうどこから放出されているのか元を辿るのもできません。

 

なので、その後エキジット。

 

水面はかつてないほどの卵やらで覆われて卵臭も凄まじかったです。

 

今回は枝サンゴが優先する場所で潜ったので枝サンゴばかりでしたが、これだけの規模の産卵の瞬間に立ち会えたのは過去にもありません。

 

満月は明日の晩ですが、まだおそらく産卵はすると思います。

 

がっ、海は今日から大荒れ冬のようなシケ模様です。再び夜の海に出れるようになるのは明後日以降ですかね。

 

 

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