幼魚の時から美しい。
2022年11月10日
天候 曇り時々雨
気温 27度
水温 26度
波高 2m
やーっと海況も落ち着いてきました。
大雨続きで澱んでいた水もいくらか良くなってきており、海況天候もこれから上向きになってくると思います。
西表西側の船浮は湾内エリアとはいえ、最深部が100m近くもあるので、外洋からの海水の入り込みが多く、逆にマングローブ域や陸地からの流出もあり、とても生物相の濃い水域です。
水中に花ビラが舞うようにたくさんハナダイの仲間が群がる場所も湾内にあります。
そのハナダイの仲間の中でも船浮湾内で少し潮が入り込むようなポイントならば、割とどこでも見れてしまうのがスミレナガハナダイ。
浅いところでは水深15mくらいで見れてしまう。
船浮湾で潜るのならば、秋から冬にかけてのこの時期には要チェックな魚です。
繁殖期を迎えるこの時期の雄の婚姻色はもちろん、その周囲にいるメスと絡み合う場面や雄同士が美しさを競い合う場面など、躍動的で非常に美しいです。
そしてこの魚、幼魚時代から美しさはずば抜けている。
この薄いオレンジの色合いといい腹びれから臀鰭にかけての淡い紫といい、長く伸びる尾鰭から背中にビンとたてているヒレの具合といい、頭からヒレの先までとにかく美しく可愛い。
そしてその生息域が意外と深かったりして、大人が15m近辺にいても、幼魚となると30m付近まで行かないと会うことができないってことになるとちょっとドキドキワクワクしてきますよ。
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