何にもないのがいい！

 

天候　晴れ

気温　２７度

水温　２５度

波高　１.５m

 

朝、日の出を迎える浦内川。

 

県内最大規模の川で、西表島に来てここを訪れる観光客は多いのだけど、それでもあまり目立つような手を加えず、自然環境と景観がありのままの状態で保たれています。

 

今日は12月らしからぬ最高の天気でした。

 

 

初めての西表島で、12月に来てこの天気海況だったので、海が楽しくないはずがない。

 

そして、こんないい海と絶景を独り占めして他の船も見えない、ビーチに人影もない、人工物が全くない、とにかくある意味何にもない、これがすっごく素敵で贅沢なことに気づいたゲストでした。

 

西表島の魅力って、もちろんこの自然だけど、実際の具体的な対象物がなくても例えば水中で他のダイバーとすれ違わないとか、洋上で波が船にあたる音しか聞こえないとか、海の上を優雅に蝶々が飛んでいたりとか、視界に全く人工物が見当たらないとか、この島では特別でもなくごく普通のことが非常に贅沢でほかでは決して味わうことができないハッピーや幸福感をくれたりします。

 

こうした瞬間って人がどれだけお金をかけても作りあげることのできない西表島の普遍的な魅力だと思います。

 

そこに何かしら人工物がひとつでも出来てしまったら、今日のような感動や興奮や刺激は２度と再体感できなくなってしまう。

 

多くが時代背景に合わせて変えていこうとしたり、変化していくけれど変化させずに自然に任せてそのままにしておくそんな場所があってもいい、そうした場所が絶対に必要だと思う。

 

 

やっぱりここはそうならないように、みんなで守っていくしかないですね。

 

天気が抜群に良いのは今日まで、明日は朝から前線南下してきて北風強風冬の景色に一変です。