海域モニタリング
2024年3月9日
天候 曇り時々晴れ
気温 20度
水温 23度
波高 2.5m
冬の間は閑散として、人も少なくなる西表島ですが、3月になり船の整備をする人や春休みに向けて準備をするお店のスタッフも帰ってきてぼちぼち動き出すような気配の西表島です。
と言っても、まだまだ遊びに来るダイバーや観光客はそう多くはないので、今日は組合作業です。
海域モニタリングといって、要するに海の中の環境の変化を記録として残し、海域利用者の僕たちが気づき、次へつなげるための活動です。
僕の船はまだ白浜出港させているので、バラス周りのリーフで潜るのは10月以来、4ヶ月半ぶり。
ダイビングだけでなく、スノーケリング業者も利用頻度の多いポイントをモニタリングの定点観測ポイントとしてチョイス。
4ヶ月半ぶりだけど、サンゴが元気になってましたね。
2年前の白化はほぼ感じません。ましてその昔このリーフに工事用台船が座礁してつるっつるになったリーフとは思えません。
それぐらい良好状態のアゲアゲな感じです。
県外からサンゴや魚類の専門家や石垣島で10年以上モニタリング活動を続けている方をお招きし、色々アドバイスいただきながら作業をしました。
今日は10名ほどのダイバーで入ったのですが、100mのライン状に生息する魚の種類、集団、甲殻類と無脊椎動物、稚サンゴ、底質などを調査。
普段散々利用して泳いでいる水中だけど、ガイドしているとあまり注目しない魚やその数など、気がつくことも多く50センチごとの底質を調査すると半分以上がサンゴなので、やはりサンゴ被度が高いことはこうした調査でもとてもよくわかります。
そんな海でゲストを連れてダイビングしたり、船を係留するわけですからね、十分注意して利用しないとですね。
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