船浦湾探索
2024年4月5日
天候 曇り
気温 26度
水温 24度
波高 1.5のち2m
ダイビング屋さんの仕事で割と面倒な年1のタンク内部洗浄と点検。
内部を完全乾燥させるのに途中で雨に降られたり、湿気が多かったりするといつまでたっても乾かないので、新たに空気を充填できるようになるまで時間がかかってしまいます。
乾くまでの間は逆さにして保管しておくだけなのだけど、時々動かしたり、天気で移動させたり、乾燥させている間にも中に異物が入っていないか時々チェックしないといけないので手もかかりますが、その作業も終盤、あと残すはまだ空になっていないエンリッチタンク10本ほど。
一区切りついたのでやっぱり海へ。今日は海中視察と探索です。
砂泥あり藻場あり、泥池ありサンゴありと個性的なポイントが多い船浦湾。
ずっと以前から利用しているエリアだけど、湾が広く、利用する範囲は水深の差もなく水中環境も特に目立つ目標物がないので非常に把握しにくい。
おまけに大量の淡水が注ぐ湾なので、透明度も比較的悪いことが多く、水面上からも見ても海水の色の濃淡があまりないので水中の様子がわかりづらい。
特にマンダリンポイントと呼ばれている範囲においてはそれが顕著で、長年ガイドをしていてもちょっと進路を外すとどの辺を泳いでいるのかわからなくなってしまう。
シーズン入ってから船浦湾内の水中の地形をもっと把握しておけば良かったと毎度思うので、今日はマンダリンポイントを中心に範囲を広めて探索してきました。
2年前の高海水温で船浦湾内のサンゴがだいぶダメージ受けて、そのサンゴの壊れた破片が堆積してガレ場と化したところもありますが、湾内においても多様のサンゴがあります。
ハナガササンゴの群落がありました、細い枝状サンゴのトゲミドリイシもかなり多くなってましたね。
水温もまた少し上がってきてます、湾内の魚は繁殖行動真っ盛りです。
あまりにたくさんいるから、普段は気に留めることが少ないオヨギイソハゼ。
大集団で泳いでます。
その中でも体格が5センチほどに大きくなった雄たちが雄姿を競い合っています。
多くはないはずだけど、何年かごとに遭遇するイレズミフエダイの若魚。いつも1匹だけ現れる。
この長くたなびく背鰭と臀鰭が独特で、ただものではない感を増幅させてくれる。この姿の時に群れで泳いでくれないのかな?
船浦湾といえば、マンダリンフィッシュ。
数は減ってきている気はするけれど、多いとき少ない時は自然界ではよくあることですからね。今シーズンも産卵行動見れるでしょうか?
老成魚でもアイドルのマンジュウイシモチ。
結局、70分×3回も潜って泳ぎ回ってしまったけど、結論、ここの地形はやっぱり難しい・・・。
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