帆掛けサバニレース
2024年5月13日
天候 曇り時々雨
気温 26度
波高 3m
夏日から急転、今日は北風、海もちょっと冬を思わせるようなシケ具合。
先週末は、好天のなか石垣島でサバニレースに参加。
9名の漕ぎ手でまさかの優勝!
沖縄では古くから利用されていた伝統的な舟のサバニ。板状の木を曲げて貼り合わせて、金属のビスなどは一切使わずに全て木で板を繋いで出来ています。
作り手によっても形は微妙に変わるので、その手作りが感じられる舟をただ眺めるだけでも非常にカッコイイのです。
木製の舟に帆をつけて風を捉え、エークという櫂で漕いで船を走らせる、自然の力と人力が動力となります。
上手に早く走らせるには、漕ぎ手が息を合わせて揃って漕ぐのはもちろん、舵取りと帆を操る船頭の技術が肝。
僕たちの乗るサバニは、建造から70年というとっても古い船で、それを船頭がリペアを繰り返し、以前生活の中で利用されていたであろうサバニをこのレースで走らせたいと思いの詰まった舟でした。
実際、練習の時も転覆したり、あっちが壊れこっちが壊れしては船頭が手入れしてくれて復元、どうにかレースの日を迎えました。
レース当日スタート直前にも舟に穴が空いてる箇所が見つかって、その穴を噛んでいたガムで塞いで足の指で抑えると何かしらありそうなどこかハラハラドキドキも混じったスタートでした。
一緒に漕いだチーム編成は20歳から僕が年長とバラバラで、西表に住んでいる部落も干立、租納、住吉、上原と混載。
そんな普段はなかなか一緒にいることの少ないメンバーで団結した1週間。
優勝するとは思っていなかったけど、4年ぶりに舟漕ぎが出来たのとやっぱり優勝は嬉しいですね。
潜るのも漕ぐのも、やっぱり自然と向き合うって意味では、一緒です。
来月ももう一漕ぎします、今度はサバニではなくハーリーです。
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