サンゴの今を撮影に。
2024年5月20日
天候 曇り時々雨
気温 27度
水温 26度
波高 1.5m
つい先日3日間の予定で、石垣島在住のカメラマンがいらした。
3年前に沖縄本島から石垣島に移住、以来石垣島のサンゴを撮影しているそうだ。
生命百景色 写真家 南條 明 official サイト https://www.akirananjo.com
2022年の高海水温による大規模なサンゴの白化以来、石垣島近海の浅い箇所ではかつてのようなサンゴ礁があまり確認できず、西表島周辺のサンゴがいまだに元気そうだと聞いて、その現状をカメラに収めておきたいということでした。
当初からゲストも入ってなく、ポイント以外の海を見に行く予定だったので、普段は潜らないようなエリアも含めて西表周辺の海を見ていただいた。
物凄いサンゴの勢いがあるところとなかなか新しいサンゴが成長しない、活着しないような場所も案内した。
たった数百m離れた場所でこんなに状況が違います。
リーフが発達しているおかげで新しいサンゴがその上について、新しい景色を見せてくれる。
新しいサンゴの土台となっている場所も元来は元気なサンゴだったわけで、そんなことをずっと長い年月かけて積み重なってリーフができて、今の景色をお披露目してくれている。
だからと言ってダイバー含めレジャーで訪れる僕らが無関心に利用するだけというわけにはいかないと思います、僕はその場所に入る前と立ち去ったあとの状況がほぼ変わらないように、形跡を極力残さないくらいのつもりでいます。
もちろん、それでも船を止めたり、案内することでダメージを与えてしまうことは間違いなくあります。
サンゴは見ているだけだととただの背景や装飾的なもので終わってしまうけど、サンゴを少しだけでも理解して思ったり考えたりすると非常に興味が湧いてきて、わかってくると非常に面白く海の中をもっと覗いてみたくなりますよ。
昼間のダイビングで造礁サンゴではない、いわゆるソフトコーラルのツツウミヅタ。
白いのはこのサンゴの卵です。真っ昼間にわかりやすい卵を見せてくれるサンゴです。
いよいよそんなタイミングを迎えますね。
と、思ったら水中に前夜産卵したと思われる小粒の卵が大量に漂流してました。産卵が始まっているようだったので、その晩海に行くと、
いよいよ始まりました。
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