たまご守るくん
2020年8月10日
天候 曇り時々雨
気温 30度
水温 29度
波高 2.5m
熱帯低気圧に挟まれて、今日は1日曇り空。午後には雨と雷も時々。
雨と空の様子を見ながら、ボートを走らせて今日も3ダイブ。
昨日までは、なんだかんだと天気が良く、夏空が広がってました。鳩間島周辺のポイントでまったりすることも出来て最高でした。
今日は打って変わって、出発の朝からどんよりと。
こんな日は水中くらいは明るくいきたいものです。
8月ともなると、水中ではキビナゴが増えてきたり、テンジクダイが異様に増えたり、また初夏から生き残ったグルクンの子供達が安全な場所で集まって1日じゅう食事をしていたり、そんなシーンがよく見られます。
なのでポイントによっては魚影が非常に濃くなっていることがあります。
まずまずの透明度だったので、潜っている間に上空がピカッと光っていたことはゲストの誰も気がついていないようでした。
今日は元気なサンゴリーフとそんな魚影も濃いお魚パラダイス的な場所を楽しんだ後に、最後はねちっこく潜ります。
落ち葉の上に、佇む6センチほどのハゼ。
この時期定番ですが、このハゼは落ち葉(おそらく川から流れて、海中に沈んでいるマングローブの葉っぱです。)の上に卵を産みつけてハッチアウトするまでたまごの上に覆いかぶさって、たまごを守っているようなのです。
他の地域では、同じハゼは貝殻にうみつけるのがごく一般的でそれならばある意味納得するのですが、この頼りなさそうな落ち葉にたまごを産み付けるのはここ西表島のトンガリハゼだけなのかもしれない。
だって葉っぱですよ、ちょっと波の影響でもあれば持って行かれちゃいそうです。
貝殻が少ないのか、それともハゼが多いので、うみつける貝殻をゲットする確率が低いのかわかりませんが、西表ではこうして葉っぱをチョイスするケースがほとんど。
マングローブの葉っぱだし、ちょっと陸上の木の葉っぱに比べたら重厚感多少あるけどね。
土地ならでは、あるあるでしょうかね。
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