春一番の海
2018年3月5日
天気 晴れ時々曇り
気温 28度
水温 24度
波高 1.5m
西表に戻ってきてから、暖かい日が続いてます。28度ですから暑いと言った方がいいかも。
船の整備もしたいので、本当は冬の間に完了しておくはずだった船台車のメンテから。
船を修理するときにこれに船をのせて陸揚げします。
この船台も20年。使う頻度は年に数えるほどだけど、365日どんな日も海の近くのこの場所で雨にさらされ、風にさらされ、時に海水に浸かり、そしてまた風にさらされ、防錆処理されていても鉄鋼なのでどうしたって錆び付いてきます。
午前中はこれをして、午後から海も良さそうなので春一番の海を見てきました。
外海狙いだったけど、昼過ぎから風が上がってしまったので近いところで1ダイブ。
この冬は本当に寒い日が多く、水温も22度、所によっては21度まで下がっていたので、まだ冷たいかなと思いきや、水中でダイコン覗くと表示は24度。
リーフの上は、何か新しく新鮮さがありました。ここはもともとあまりサンゴがたくさんの場所ではないけれど、冬の低水温で海中が一掃されて、冬の冷たく荒れていた海で耐え忍んでいた生き物が待ってましたと溢れるような元気を放っているような感じ。
水中の青色もとても綺麗です。
1年で最も見頃のキンギョハナダイ。こんなに尾ひれの先が長かったっけ?と言いたくなるくらい優雅で長く伸びる尾鰭を誇らしげにそして決して男らしいとは言えない、女装でもしているかのような色を出します。
そしてやや深い方へ降りていくと、そこでは今度はケラマハナダイがやはり繁殖時期を迎えておりました。
年がら年中、オスはメスの気をひく行動をしていますが、メスのこんな姿は春先にしか見れないかもしれません。お腹に注目すると一目瞭然、はちきれそうなほどに卵で膨らんでいるのがわかります。
そのせいか、キンギョハナダイもこのケラマハナダイもオスメスの動きがやはり激しく、つい長くその様子を見入ってしまいます。放精抱卵もしているでしょう。
しばらく人が訪れていないせいか、今日はカメも非常に多かった。7、8匹はいたね。
60分なんてあっという間、フードかぶっていればさほど寒さも感じない。
春一番の海、これからしばらく楽しめますよ。
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