9年ぶり
2020年10月13日
天候 曇り
気温 29度
水温 28度
波高 2m
暑くもなく、寒くもないそんな天気の西表。
朝降っていた雨が上がり、今日は9年ぶりのダイビングを存分に楽しみたいというゲストと海へ。
本来ならリフレッシュダイブコースでご案内するけど、他にゲストもいないしすでに70本潜っていたゲストなので、今日は体験ダイビングのつもりでちょっと潜れば感覚も戻るはず。
1本目はかなりこわばって緊張していた様子でした。
砂地でほぼ流れもなく、浅めのポイント。
潜る前は、地形や光や魚群ができればみたいと言っていたゲストですが、砂地エリアでいろんな魚がいて、西表ではサンゴが多いエリアではないけれども、どれも元気で死んでいるようなサンゴが見当たらないことにえらく感動されたようでした。
2本目は中性浮力がどうしても必要な場所。
斜面一面の繊細なサンゴ。誰でも中性浮力とらなくっちゃって思いますよ。
ベルトが緩んでいて、ウエイトが片側に偏ってしまい、バランス取りにくそうでしたがどうにかサンゴの上に着陸することなく、上手に潜っていました。
ウエイトベルトは装着するとき、おへその前にバックル、その左右にバランスよくウエイトを配置、軽くお腹を引っ込ませてタイトに締めるといいですよ。
そんなわけで迷うことなく3本目もリクエスト。
今度はウエイトもバランスよく、浅いところ帰ってきても上手に水平姿勢をとってました。
浅いところでカラフルなハナダイが群れ泳いでいる中、振り返るともう一人のゲストが突然現れた。
直前まで、何の気配もなかったのに、だるまさんが転んだ状態で突如、背後にいました。
やばいよこの顔、極悪そうだよね。
海外でばかり潜っていたゲストは、海が元気で港から数分の場所にいろんな水中があることと一箇所のポイントにいろんな種類のサンゴと魚がいることにとにかく驚いて、ダイビングの楽しみ方が変わったそうです。
西表の懐の深い海で完全にノックアウトされたようでした。
20年ほど前に大きな工事用の台船が座礁して、真っ平らに削られたところ。
流れやうねりに揉まれても着実に成長しているサンゴ、ご覧通りその種類も一つ二つではなく様々。
ここではさりげなくて当たり前のような景色でも、月日を重ねていろんな箇所を見てわかってくると西表の自然のパワーを一層、感じ取ることができます。
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