虫の声
2016年10月25日
気温 32度
水温 28度
波高 1.5m
朝から晴天、風もほとんどなくスッキリとした秋晴れです。
水中に降り注ぐ日差しもたっぷり、どのポイントでも光のシャワーが素晴らしかった。
2ダイブ終了後のお昼休みはバラス島へ。
天気は良くても10月後半ともなるとさすがに空いているバラス島、9月中旬頃からミジュンの大集団を見るために何度もバラス島に立ち寄りました。
たくさん楽しませてくれたミジュンの大集団も日に日に数が減り、今はバラス島の浅い箇所に小さくまとまっています、バラスのミジュン祭りもそろそろ終わりです。
ミジュンを見届けた後で、一旦港へ。
港へ向かう途中、船のエンジン音に紛れて、何か音がする。
ひょっとしてエンジンのベルトでも緩んできているかななんてことを考えながら、港へ到着。
そしてエンジンをかけたまま、さりげなくエンジン側へ近寄り耳を澄ますと、チュッチュッ音はするけれど、エンジンではなさそう。
ならば、並んでセッティングしてあるゲストのダイビング器材から空気が漏れているのかなとやはり耳を傾けてみる、するとなんとなくだけど、その辺から聞こえてきている。
よーく器材に耳を近づけて、音源を探るのだけど、わからない。
自分の耳が遠いからなのか、ゲストにも協力してもらい音源を探す。
大人4名が中腰になって必死にその小さなか細い音を探る。
やっぱり機材のあたりから聞こえてきている。でもタンクのバルブも閉まっているし、原因がわからない。
するとゲストの一人が、「何かいたっ」って、タンクの根元あたりを見ると影に真っ黒な4センチほどのコオロギ。
『えっ〜、嘘でしょ〜』って、もうその後笑いが止まらなかった。
ダイバーだから、耳が遠いなんてこともあるのかもしれないけれど、それにしたって大人4人が虫の鳴き声も聞きわけることが出来ず、全くその存在を予知してなかったので、犯人がコオロギとわかって、もう笑い転げた。
その後も後を引きつつ、3ダイブへ出発。
するとコオロギはバレたからなのか、その後は堂々とコオロギ本来の鳴き声で海上に浮かぶ船の中で景気良く鳴き続けているのでした、秋だねぇ。
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