ナイトロックスなのかエンリッチなのか
2016年10月28日
なので、日没前に急遽船を白浜港へ移動させました。
外離島の裏に沈む太陽と空の感じが素敵でした。
西のエリアはこれから吹き続ける風でもある程度さえぎれるので、今後しばらくは白浜港発で西の海域を見て回ります。
明後日からは講習が控えており、その準備と自分もエンリッチ(空気ではない混合ガス)のお勉強。
すでに15回ほどエンリッチを使用して潜っていますが、やはり海からあがってから疲労感などがかなり軽減されて、自分的にはかなり体が楽な感じ。
水中で吸っている感じも何かスッキリしている感じがします。
ダイビングといえば、タンクの中身は大気中の空気(エアー)なのですが、空気よりも窒素の分量を減らして、酸素分量を増やしたこのミックスガス(エンリッチエアー)が国内でも普及してきています。
今までは、空気ではないミックスガスを水中という高圧下環境で吸うことに抵抗がありましたが、海外などではもう10年以上も前から使われているし、国内でもだいぶ前から使用している地域もあるのです。
このエアーはきちんと使えば体への負担が少なく、ゆとりを持ったダイビングの計画ができるので、うちみたいに1日3本とかたまに4ダイブしたいなんてときや飛行機乗る前日などの負担が軽減されます。
はじめはナイトロックスなんていう一昔前のビルボードを騒がすロックグループみたいな名前でダイビングの次なるエアーとしてデビューしていたけれど、今はナイトロックスというよりもエンリッチの名前で使われることが多い。
なので、気になって調べたら、ナイトロックスとはもともと、ガスの成分の窒素と酸素の英語、NitrogenとOxygenを合わせた造語らしく、その混合比には関係なく、窒素酸素混合気体全てを示す言葉だったようです。
ただ一般的なレクリエーションダイビングとして使用する際には、空気よりも酸素濃度を高くしたナイトロックスを使用するので、エンリッチドエアーナイトロックスと呼び、特殊なダイビングでは逆に酸素濃度を低くした混合ガスを使用するので、その時には単にナイトロックスというふうに区別しているのだそうだ。
だから、まあこれから導入しようとしているのは、酸素濃度をあげた混合ガスなので、エンリッチドエアーナイトロックス、略してエンリッチでいいのだろうと思う。
久しぶりにダイビングの勉強、思った以上に内容は濃い。
またエンリッチについてはちょくちょく載せます。
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