秋の繁殖シーズン
2022年10月8日
天候 曇り
気温 31度
水温 28度
波高 3m
昨夜は雨がよく降りました。
今日はその影響でさぞニゴニゴの海かと思いきや、場所を選んでいけば思いの外、水はキレイでした。
風と波は昨日よりも上がり、到底リーフの外には出られない状況だったので、リーフ内の砂地へ。
ゲストは何度も西表島に来ている方たちなので、どこのポイントでもその水中を楽しんでいます。
今は秋の繁殖シーズンのようで、スズメダイが密かに産卵行動していたり、ピークを迎える6月に比べればかなり少ないですが明らかに遅めの誕生となる幼魚が見つかったりします。
今日も何気に、普段攻撃的では無いニセネッタイスズメダイが僕の手に噛み付いてきましたからね。産卵床の近くに手を置いてしまったみたい。
今年は夏の間に高海水温で白化してしまったサンゴと9月の連チャン台風とで海が荒れていたことで、広範囲のサンゴがダメージを受けたのでどこの海潜ってもその場所のサンゴの状態が気になりますが、水温が下がった今は白化してしまったサンゴに再び褐虫藻が戻ってきて、少しづつではありますが息を吹き返してきているサンゴもたくさん目につきます。
サンゴの中を住処としていた生き物もそのサンゴが死んでしまうと、そこからいなくなってしまいます。
多くの生物がサンゴに依存してサンゴに助けられて、生きているのが分かりますね。
なので、これからは褐虫藻を取り戻して息を吹き返していくサンゴの様子が観れるでしょう。
今日の3ダイブ目、船浦湾内のポイントで、妙に集まるキイロサンゴハゼ。
サイズも様々で集会をしているようにも見えました。
繁殖なのか、住処を奪われてしまったのか、よくはわかりませんがこの場所にはキイロサンゴハゼが数多く生息しているのは間違い無いです。
この枝サンゴにも褐虫藻が戻ってきてくれないかなぁ。
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