繁殖シーンが目白押し
2026年5月15日

天候 曇り
気温 26度
水温 26.5度
波高 2のち2.5m
サンゴの産卵も大量だったけれど、昼間の海は魚たちの盛んな繁殖期を迎えており、それに伴って様々な生態シーンが見られます。

今日はその中でも湾内サンゴエリアの人気者キイロサンゴハゼに注目しました、お腹の大きなメスにちょっかいを出すオス。

つい1週間ほど前にも同じサンゴの同じ場所に目の辺りをキラキラさせて希望に満ちた孵化寸前の卵がたくさんあったのですが、その時にすでに次の産卵を控えていたようで、新しい卵がそこに産みつけられてました。

産みつけ間もない卵は、卵に白い箇所が見えます。キイロサンゴハゼも繁殖期には一回きりの産卵では終わらずに複数回するようです。

同じみのトウアカクマノミも産卵を繰り返します。
特に今時期はそのサイクルも早く、10日〜14日おきくらいに産卵しています。
以前観察した時には、最短8日間で卵が孵り、9日目には新しい卵を産みつけていた事もあります。あまりの孵化の速さに驚きました。
産卵して、卵の世話して、産卵場所の掃除して、産卵してを繰り返すので、日中は休む間も無く動きっぱなし凄まじい体力の持ち主なのです。

こちらはイトヒキテンジクダイのオスが口内に卵を保育しているシーン。
テンジクダイの仲間は産卵すると、すぐにオスがその卵を丸呑みして卵が孵化するまで口の中で保育します。
孵化まで保育期間が2〜3週間なのだそうですが、その間オスは食べることができません。一説では、生育不良の卵を食べて凌いでいるとも言われてます。

こちらはセジロクマノミのイソギンチャクのすぐ脇で産卵していたミツボシクロスズメダイ。
子供の時は、共生なのかどうか分かりませんがよくクマノミなどと一緒にイソギンチャクで生活しています。
でも大きくなるとイソギンチャクを離れるはずなのですが、安全な産卵場所としてちゃっかりイソギンチャクの側を選んだみたい。

本来は細長い体型のクチナガイシヨウジ。
お腹周りがツチノコみたいに腫れぼったい、ヨウジウオはメスが卵をオスに渡してオスは受け取った卵を受精させたのち、お腹にある育児嚢で孵化するまで保育します。
このツチノコみたいに腫れぼったいのは、育児嚢に抱卵させているオスです。
テンジクダイとは違って口は使えるから保育期間中でも栄養は取れるはず、でも他から狙われやすいのかもしれない。

こちらはトゲサンゴの中に産みつけられたクロダルマハゼの卵です。
成熟するとキイロサンゴハゼと同じくらいかそれより少し小さいくらいの3〜4センチになるけれど、その卵でも孵化近くなるとこうして目がはっきり見えます。
さらに小さくて人気のハゼと言えば、枝サンゴの周りによくついているアカメハゼ。

繁殖期は終わっているのか、すでに今シーズンに誕生している赤ちゃん(幼魚)の姿が見えます。
赤ちゃんは体長1〜1.5センチくらい、さらに卵はかなりの小ささ。
孵化して海中に飛び出した時には、おそらく1ミリもないんじゃないかと思う。ハッチアウト直後はしばらくは海中を浮遊しながら成長していくんだろうけど、1センチほどになるまでに、そのほとんどが他の生物の餌食となるわけで、こうして無事にサンゴの住処にたどり着くのはごくごくわずかなはず。
そこから成長して繁殖期を迎えられるのは、相当な確率を生き抜いたアカメハゼなのです。
そんなこと思うと、目があった瞬間によそ見は出来ません。
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