イトヒキベラを見に
2022年11月24日
天候 曇り時々雨
気温 28度
水温 26度
波高 2.5m
3本目に潜った場所で枯れ果ててしまった枝サンゴにデバスズメダイが集まって産卵をしていました。
今日は白浜出発です。
北東の風とうねりが入ってしまうと白浜出発が落ち着きますね。
今日からみっちりマンツーマン週間。
ゲストのテーマはイトヒキベラ。
ごくごく普通にどこで潜っても見られるクロヘリイトヒキベラ、西表島はクロヘリ天国というか、とにかく多い。
なのでまずはこのクロヘリイトヒキベラがよくわからないと他のイトヒキベラを見に言ってもあまり響きません。
今日のゲストはその辺はもうわかっているので、クロヘリはスルーしてちょっと深い方へ行きました。
数十匹のイトヒキベラが集まっているのですが、これを一つ一つじっくり見ていきます。
するとフォルムも体色もよく似てはいるのですが、ちょっと違うその模様に気づくはず。
今日はここにクロヘリイトヒキベラとツキノワイトヒキベラ、そしてクジャクベラがいました。
クジャクベラの幼魚は目のところの白いアイラインが特徴的です。メスになるとこのアイラインが消滅して、代わりに体側にラインが現れます。
クジャクのオスはディスプレイするときにだけ、特徴的な背鰭を広げて体色も鮮やかになるので人気ですが、今日は残念ながらオスの姿はありませんでした。
実はクジャクベラはイトヒキベラ属ではなくて、クジャクベラ属なんですよね。
イトヒキベラと同じような環境にいて、体の形や泳いでいる様もよく似ているのだけどなんでだろう?
イトヒキベラ属の共通の特徴でもある腹びれが長く伸びないからかな?いやニシキイトヒキベラも伸びないぞ。
まあ、外観だけでは種は分けられませんからね。
何はともあれ、いろいろなイトヒキベラを見たい方は、どこにでもいるクロヘリイトヒキベラを普段からよーく見ておきましょう。
そうすれば、ちょっと少数派のイトヒキベラにも気がついてきっと感動するはず。
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